風水（ふうすい）

「風水学」とは古来中国に伝わる学問で、一言でいうと「環境学」のようなものです。
風水の本質は、「風」をあやつり「気」の流れを用いることにより、運気を上げるというものです。 家・建物の向きや位置、部屋のインテリアなどで気の善し悪しを判断し、それを改善してゆくのです。
一流の風水師となると、その人物の運命を予言することも出来るそうです。
風水のご本家の中国では、風水は生活の一部になっています。
この世界は「気」で成り立っていると言うのが基本の考え方です。
悪い「気」を避け、良い「気」を探すことにより、「運」を上昇させていくというのが、この風水占いの目的となっています。

風水の本質は、気を操ることにあります。
「気は風に乗ずれば散じ、水に界てられれば即ち止まる。故人はこれをあつめて散ぜしめず、これを行いて止めるあり。ゆえに、この術を風と水、すなわち風水という。」（葬書）
という言葉があります。
本来、風水は国を興す土地を見つけるための術でした。王都を建設するための最良の土地を見つけるためです。
よって、本来は皇帝が学ぶ学問でした。
それがいつしか庶民の間にも広まり、中国の諸国では欠く事の出来ない学問になりました。
環境学には家相・方位・地質・地など沢山の種類があります。
そして、風水は「陰陽五行説」と言う考えが基本になっています。
陰陽というのは、この世に存在するすべてを陰と陽に分けられると言う考えで陰がなくては陽は成り立たないと言う考え方です。
しかも、陰陽のバランスを大切にします。
そして五行(木・火・土・金・水）は、お互いを生かして運を良くする組み合わせと、対立して運を下げる組み合わせがあります。
良い相性、悪い相性と言う考え方です。