姓名判断（せいめいはんだん）

姓名判断占いとは、名前の画数によって、人の運命を占っていきます。
中国古来の占術（陰陽五行など）を基に統計学による解釈を加えています。
さらに、中国古来より伝わる”数の運気”から、画数の吉凶を判断してゆくものです。
名前が人生にどのような影響を与えるかを占うものでもあります。


・天格 (祖格)（天運・先天的な運勢がわかす）
姓の総画数。霊数は加えない。
祖先運。晩年になるほど、影響力を強める。
天格だけで吉凶は判断しないが、姓と名の格数の関係が、姓名判断においては重要であるとされる。

・人格 (主格)（人運・性格や人間関係がわかる）
姓の最後と名の第一字を足したもの。
主運。姓と名双方の画数を用いることから、姓名の中心、五運の中核を成す。
同一の格数であっても、姓と名からどのような画数が組み合わさっているかによって、その強弱が左右される。
人物の内面をあらわし、家庭・仕事・結婚運、中年期の運勢に影響を与える。

・地格（地運・３０歳ぐらいまでの運勢）
名の画数の合計。
一字名でもその人の性格をあらわす。霊数は加えない。
幼年期の運勢をあらわし、人物の成長過程に強い影響を与えるため、性格、才能、金運、適職、性的傾向に関与する。

・外格（外運・晩年運がわかる）
総格から人格を引いた画数。
一字姓、一字名の場合はそれぞれ、霊数を用い 1 を足す。姓も名も一字の場合は 2 を足す。
家族や職場などの外因的要素、対人関係・社会的環境一般の運勢。一字姓、一字名に霊数を加える。

・総格（総運・仕事や職業の傾向がわかる）
姓名の総画数。霊数は加えない。
人生を歩むにつれて色濃くでてくるといわれ、晩年の運勢に大きく影響する。


以上のことがわかります。

今現在、日本の姓名判断で使われている大本になっているが、昭和初期に活躍した熊崎健翁（１８８１〜１９６１）という人の創り出した、「五聖閣流」という判断法です。
これは『康煕字典』や『字源』を準拠として、旧字体で姓名の画数を教える方法です。
姓を天画、姓名を人画、名前を地画、天格と地格の対になる数を加算した外格、すべてを合計した総格の、5つの格に分解して総合的に名前の良否を判定します。
そして名前の全体的な吉凶から、その人の運命を判断します。
現在は旧字体を使わずに、新字体の省略された文字で判断する方法が主流になっているようです。
旧字体、新字体のどちらも、その判断の大本になるのが、1〜81までの数字の画数の吉凶を記した「霊数表」といわれるものです。