パイライト（黄鉄鉱）

パイライトは、外観が金と似ていることから間違えられ“愚か者の金”などと呼ばれました。
金と違って劣化しやすいのが難点です。
パイライトは、他の石には見られない金属のような独特の外観をしています。
ハンマーなどで打ち付けると火花を放つところから、ギリシャ語で火を意味する "pyr" に由来してパイライトと名付けられました。
火打石として利用されていたこともあったようです。
和名の黄鉄鉱は、石の色に由来しています。
また火は邪気をはらうといわれているので、危険にさらされるのを防いでくれる石として活躍するでしょう。
パワーストーンとしての力には、火を放つところから石を持つ者を危険から遠ざけて厄介ごとから守る力があるとされています。
また金運を高めて富を呼び寄せる力があるとされています。

パイライトの効果
体力、気力がアップする
危険からの回避
金運がよくなる
勇気が与えられる

トルマリン（電気石）

トルマリンは鉱山から採掘される鉱石で、１０月の誕生石として様々なカラーバリエーションがあり昔から珍重されてきました。
主な産出地としてブラジル・中国・イスラエルなどが知られています。
日本でも少ないながら採掘される鉱山がありますが、その希少性のため海外のものに比べて高額であることが多いようです。
トルマリンは摩擦をしたり熱を加えたりすると電気を帯びることから電気石と呼ばれていて、とてもカラフルです。
様々なグラデーションであったり、黄色・ピンク・緑・茶色・くろであったりします。
トルマリンという名前の由来は、“色の混ざった宝石”というシンハリー語からきているそうです。
この石からでるマイナスイオンは、現代のストレス社会に大きな働きかけをしてくれます。
このトルマリンの中でも、ピンクトルマリンは恋人同士に特に働きかけてくれるスーパー・パワーストーンといえるでしょう。

トルマリンには、様々な色のものがあり、それぞれの色によってパワーが異なります。

◆グリーントルマリン（ヴェルデライト）
精神と肉体のバランスをはかり、活性化させる働きがある。
生物を活性化させるように、持ち主を健康に導く石。
◆ピンクトルマリン（ルベライト）
かわいらしいピンク色から、恋のお守りとして使われてきました。
出会いが欲しい人にはおすすめの石。友情を強め、他者への共感を育てるため、やさしい雰囲気を身につけることができる。
◆ブルートルマリン（インディゴライト）
精神的に成長したい時に大きな助けになる石。
静けさと落ち着き、深く考える力を与えてくれる。芸術的センスを磨く助けにもなる。
◆ブラックトルマリン（ショールトルマリン）
破邪の石。邪悪なものから身を守る効果がある。
肉体と精神、感情のバランスを整え、悪いものが寄り付かないようにしてくれる。
美容にもよく効き、いつまでも若々しさを保つ、アンチエイジングにも優れた効果を発揮する石。

トルマリンの効果
あらゆる場面での浄化作用
肉体、精神、感情のバランスが整う
不眠、肩こりなどの解消

トパーズ（黄玉　おうぎょく）

トパーズは、黄玉という名がついてはいるが、その色はたくさんあり、透明なもの・青・オレンジ・緑などがあります。
珍しいピンクやパープルのトパーズもあります。
トパーズは比較的硬い誕生石なのですが、ダイヤモンドと同じように、ある一定の方向から衝撃が加わると、壊れてしまうので扱いには注意が必要です。
トパーズはよくシトリンと間違われやすい宝石でもあります。
一部では11月の誕生石にシトリンも加わっていますが、本来11月の誕生石はトパーズだけでした。
価格的にトパーズよりもシトリンの方がお手頃だったためでしょう。
また、古代ではトパーズとペリドットが混同されていたともいいます。
これも、カラーが似ていたためでしょう。
トパーズの琥珀色は、太陽を想像させたことから、古代のエジプトでは太陽神であった「ラー」の象徴ともしていました。
古代、トパーズが採掘された場所は、霧がすぐにかかってしまい、なかなか見つけることができなかった島だといいます。
霧がかかってしまうと、その島がどこにあったのかわからなくなってしまったそうです。
この出来事がもとになって、ギリシャ語で「探し求める」という意味の「topazos」という単語が、現在のトパーズの語源になったといわれています。
美と健康の守護石として、人生に輝きを与えてくれる石として重宝されてきました。
夢の実現を目指す人には最適な石といえます。

トパーズの効果
・自己アピールが上手になる
・直観力や集中力がアップする
・金運や財力運が増す
・希望が持て、幸福になれる
・対人関係がうまくいく