トパーズ（黄玉　おうぎょく）

トパーズは、黄玉という名がついてはいるが、その色はたくさんあり、透明なもの・青・オレンジ・緑などがあります。
珍しいピンクやパープルのトパーズもあります。
トパーズは比較的硬い誕生石なのですが、ダイヤモンドと同じように、ある一定の方向から衝撃が加わると、壊れてしまうので扱いには注意が必要です。
トパーズはよくシトリンと間違われやすい宝石でもあります。
一部では11月の誕生石にシトリンも加わっていますが、本来11月の誕生石はトパーズだけでした。
価格的にトパーズよりもシトリンの方がお手頃だったためでしょう。
また、古代ではトパーズとペリドットが混同されていたともいいます。
これも、カラーが似ていたためでしょう。
トパーズの琥珀色は、太陽を想像させたことから、古代のエジプトでは太陽神であった「ラー」の象徴ともしていました。
古代、トパーズが採掘された場所は、霧がすぐにかかってしまい、なかなか見つけることができなかった島だといいます。
霧がかかってしまうと、その島がどこにあったのかわからなくなってしまったそうです。
この出来事がもとになって、ギリシャ語で「探し求める」という意味の「topazos」という単語が、現在のトパーズの語源になったといわれています。
美と健康の守護石として、人生に輝きを与えてくれる石として重宝されてきました。
夢の実現を目指す人には最適な石といえます。

トパーズの効果
・自己アピールが上手になる
・直観力や集中力がアップする
・金運や財力運が増す
・希望が持て、幸福になれる
・対人関係がうまくいく

ターコイズ（トルコ石）　

美しい青い色のターコイズ（トルコ石）の名前の由来は、産出地のペルシャからトルコを経由し、トルコの商人によって、地中海、ヨーロッパ方面にもたらされたことからトルコ石という名前がつけられたそうです。
イラン産の美しいスカイブルーのターコイズや、アメリカ・アリゾナ産のアリゾナブルーと呼ばれるターコイズなどが有名です。
よく勘違いされることなのですが、ターコイズはトルコで採掘されるわけではありません。
その昔、ペルシャで採掘されたターコイズがトルコの商人を通じてヨーロッパに伝わったことで、トルコ石という別名がついたといわれています。
英語での表記である「turquoise」は、フランス語の「トルコから来た石」という言葉が語源になっているといわれています。
空の色のような青色や、透明な水のような青緑をしたターコイズは、古代エジプトやギリシャ、ネイティブアメリカンにも好まれていた宝石でした。
特に、ネイティブアメリカンには「空の色」と呼ばれていたんです。
ドリームキャッチャーの中心部分にもターコイズが使われていることから、神秘的な役割も果たしていたことがわかります。
古代からヒーリング効果があると信じられていたターコイズですが、天然の空色の宝石は数が少なくなってきています。
身の危険が生じると色を変えて知らせてくれるといわれており、いまや若い人たちに人気の石となっています。
12月の誕生石は2種類あり、その一つがターコイズです。
青や緑といった穏やかな気持ちにしてくれる宝石で、空をイメージさせてくれます。
アクセサリーとしても人気があります。
ネックレスやブレスレットなどで、よく使われている宝石でもあります。

ターコイズの効果
心がリラックスする
疲れを癒してくれる
人に贈られるとパワーが二倍になる

ダイヤモンド（ダイアモンド）

４月の誕生石、ダイヤモンドは、古来より、最強の護符として用いられてきたパワーストーンです。
宝石の女王にふさわしいダイヤモンドは、火山岩中に含まれる宝石で、地球上で最も硬い石です。
その輝きの秘密は光の屈折率のよるものです。
このダイヤモンドの語源は、ギリシャ語で「制服されざるもの」を意味するアマダスが語源とされています。
17世紀になってブリリアント・カットが発明されてから、宝石の中の宝石として知れわたるようになりました。
ダイヤモンドと人類との歴史は遠い昔にさかのぼり、紀元前4世紀ごろにインドで最初に見つけられといわれていて、旧約聖書にもその名が記されています。
ギリシャ語のアダマス（Adamas）【征服しがたい】に由来するダイヤモンドの名は、万物最高のその硬さを物語っています。
また、和名の金剛石の名も仏典に由来し、何物にも侵されない硬さを意味しています。
ダイヤモンドは今でこそ、市場で大きなシェアを占めていますが、宝石を使う歴史の中で、ダイヤモンドがこのような地位を占めるようになったのは、ほんの数百年足らずのことです。
ダイヤモンドは原石のままではあまり光らないため、昔は色や模様の美しいエメラルド、ルビー、サファイアなどのカラーストーンの方が宝石の中でも珍重されていました。
しかし、地球上で一番硬い物質であるダイヤモンドを研磨する方法が見つかり、ダイヤモンドのもつ輝きを最高度に発揮するブリリアントカットの方法が発明されて以来、ダイヤモンドは宝石の王座に輝くようになり、今日では様々なカットによる輝きで私たちを魅了しています。

ダイヤモンドの効果
永遠の絆を守ってくれる
不屈の精神がやどる
愛の絆が深まる